2月15日(土)2年生「スタートアップ」は2年間の集大成であるビジネスコンテストを行いました。
6月から約半年、身近な「不」に着目し、その解決のためにビジネスとして解決を図るためのプランやプロダクトを小グループで考えてきました。
1月には近しいテーマで組んだクラスで発表会を行い、代表8チームを選抜しました。
今回はその各テーマで選抜されたグループのみで競う、いわばチャンピン大会といった趣旨の発表会です。
司会や審査員も外部の方にお願いし、また保護者の方やアントレプレナーシップ教育に取り組まれている外部有識者の方にもご来場いただきました。
各グループの発表はアイデアもさることながらその発表の仕方も大変工夫されており、非常に魅せる発表会となりました。
審査員として来校いただいた株式会社Washoi Lab代表取締役齋藤良太さんや本校卒業生でもある中華屋丹心オーナー三塚詩穂子さんからも、高校生ならではの感性やアイデアを賞賛していただきました。
これをもってこの学年の「スタートアップ」全プログラム終了です。
2年間のプログラムを終え、生徒は以下のような振り返りのコメントを残してくれています。
「考えたことを言語化したり、メンバーと共有するために説明する力が伸びたと感じました。伝えたい事・自分のやりたい事を何から話すか、どうしてそう思うのか、よく考えて順を追って簡潔に伝わるよう意識するようになったと感じました。」
「2年前の私よりも文章力が上がったと感じます。加えて、聞き手側の興味をひけるような内容にすることも意識して、取り組んでいたため、そういった文を作る力も上がったのではないかなと思います。また、スタートアップではグループワークが大切になってくるため、人とのコミュニケーション能力も少しずつ上がっていき、2年前の私に比べ、遥かに成長できたと思います。」
「入学時は、起業について自分には関係ない、難しそうという考えだったが2年間かけて受講して、実際に起業家の方にお話を聞いたり、発案からプレゼンまで自分たちで行ってみて、起業という概念を身近に感じ、将来の選択肢のひとつとして考えるようになった。」
これはほんの一部です。
多くの生徒が自分の言葉で自分の成長を綴ってくれています。
もちろん全員に起業を意識づけることがこのプログラムの目的ではありません。
その目的は最後に審査員の齋藤さんが生徒に投げかけてくれた言葉に集約されています。
「将来何のために仕事をするか、誰のために働くか、なんで仕事をするか。それを考えられ行動が伴うと人生が楽しくなります。」
このプログラムを通して得た知識、力、マインドが将来の卒業生たちの糧となることを願っています。