8月28日(金)学園祭初日が終了しました。
学園祭実施を決めたのが6月中旬。
生徒会を中心に実施の是非について検討を重ね、行うことを決定したものの、新型コロナウイルス感染防止とバランスをとりながら、どう実施すれば良いのか苦悶苦闘の日々でした。
例年行っている記念館(体育館)のプログラムは密集した状況を避けるためにすべて中止。
3年生がクラスカラーを出しながら、創意工夫を凝らしていた模擬店も見送り。
反響の良さを利用して、ゆったりした雰囲気の中で楽しめたエントランスホールコンサートも開催できません。
もちろん一般の方の来場もすべてお断りしての開催です。
せめて常盤木学園の学園祭のアイデンティティでもある野外ステージだけは、屋外ということもあり、なるべく密集した状態を作らないように工夫して必ず行いたい、その思いで学園祭の準備が進んでいきました。
例年多くの文化部がこの学園祭を高校生活最後のステージとしています。
運動部の代替大会が3年生の引退試合となったように、野外ステージが文化部の3年生にとっての引退ステージとなります。様々な行事が中止になる中、運動部に負けないくらい3年間部活動に力を注いできた文化部の発表の場を用意することが学校としてできる、せめてものことでした。
そこで雨天でも中止とならないように、観客全員を覆えるような巨大テントをレンタルし、全天候型ステージを設置しました。これは日陰を作ることも兼ねており、熱中症対策としても有効でした。また観客を分散させるため、常時ステージ前にいなくても楽しめるように、ステージの様子を学校公式インスタグラムでインスタLIVEとして配信し、休憩室でも視聴できるようにしました。さらにお祭り感を演出するために、ケータリングを外部からお願いしたことで、夏のイベント会場のような雰囲気を作ることにも成功していたと思います。
もちろん新型コロナウイルス感染防止のため、観客のマスク着用や、例年以上のごみの分別の呼びかけを生徒会が率先して行ってくれていました。
これらの努力とこのステージにかける出演生徒の想い、そしてその出演者を応援したい生徒の気持ちが合わさり、学園祭初日は本当に盛況のうちに終えることができました。
学園祭はあと1日。例年であれば一般の方をお招きしてましたが、明日も校内のみの学園祭です。
それでも今日の様子を見ていると、たしかにいつもどおり行かないこともたくさんありますが、今年だからこそできる学園祭があることを確信しています。
常盤木生の皆さん、明日も今日以上に思い残すことなく学園祭を楽しんでください!