８月２９日（土）学園祭２日目が終了しました。

例年であれば一般のお客様をお迎えして開催していましたが、今年は２日目も校内のみの学園祭でした。

その内容、盛り上がりは昨日お伝えしたとおりですが、２日目は今日で最後ということもあり、出演する人も、観る人もより一層熱を帯びていたように感じます。

野外ステージ初出演の器械体操部は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各種大会が無くなってしまい、少しでも活躍の場を設けてあげたいという顧問の先生の判断があっての出演でした。（詳しくは本校インスタグラムをご覧ください。）

舞台外では２年生の展示企画や文化部の展示が行われる中、フードバンク仙台の募金寄付活動、緑の羽の募金、セブ島に図書館を建てようプロジェクトの募金活動も行われ、例年以上に社会に目を向けた活動もありました。

野外ステージが昨日と異なったのは荒れた天気と引退する生徒の涙があったことです。

お昼前後に雷とどしゃぶりの雨。巨大テントを設置したおかげでステージ進行が止まることはなく、その恩恵をとても感じました。

午後は各部圧巻のステージでした。

新体操部のアーティスティックな演技、吹奏楽部の迫力の演奏、そして３学年すべてそろっての初めてのステージとなったチアダンス部の演技は観るものに感動を与えました。最後の出演団体のダンス部にいたっては、堪えられず涙を流しながら演技をする３年生の姿に多くの生徒が胸を打たれ、ともに涙していました。まるで彼女たちの演技に自分たちの３年間の歩みを重ね、踊る生徒、観る生徒、卒業に向けて思いを共有しているかのようでした。

今年度の学園祭は多くの点で例年と異なりました。ただ全てを中止するのではなく、できることを探し、今年だからこそできる形を模索し、それを実行できた学園祭だったと思います。中心となって運営してくれた生徒会をはじめ学園祭を成立させるために頑張ってくれた全ての人に感謝です！