やさしさは、心の明るさ、強さから生まれます。
「自由」とは秩序のある自由。freedomのような、何もかもが自由であることとは異なります。
様々な取り組み、時には闘いを経て手に入れる自由──これこそがLiberty=自由です。
「芸術」とは美を追求すること。しかし、もう一つの意味があります。
好奇心を持って学び、技術を高め、それを実践すること──これも芸術なのです。
この「自由と芸術」を1928(昭和3)年に掲げ、女子教育をはじめた創立者の思いは、今日も変わらず生きています。
好奇心を持って学び、様々な活動を通じて生徒たちがつける力こそ、「本物の力」となります。
これが1つ、2つと身に付き「本物の自信」となったとき、真のやさしさが生まれると私達は信じています。
これからも創立の精神「自由と芸術」を掲げ、心豊かな女性を育んで参ります。
常盤木学園を志望する皆さんへ
一番の特徴はコミュニケーションスキルを磨く「パフォーマンス」の授業です。これを全員の必修にしている日本で唯一の高校です。結果として挨拶や面接そして笑顔が上手になり、就職試験等の面接が得意な生徒が大変多くなりました。
もう一つは文武両道主義です。部活か受験勉強のいずれかに絞ると社会人になってからいい人生を築くことが難しくなる例が多いとのことです。社会人として上手くいかなければ、どんなに立派な大学に入ろうとも、それまでの努力が無駄になってしまいます。
常盤木学園は皆さんの「未来の幸せ」を創ります。
常盤木の歴史
昭和3(1928)年、松良善熈・みつ夫妻により、仙台市元柳町(現在の西公園内)に、常盤木学園高等女学校及び専攻科として設立されました。
自らの財産である松良銀行やその他の会社を精算し、次の時代を任せられる人間育成を目標に学校を建てたのです。
特に、日本に欠けていた芸術教育に力を入れ、個性を伸ばすための、全く新しい教育を取り入れました。
30数種類の講座の中から自由に選択できるフリータイム制度を創り上げるなど、大変ユニークな女子教育を目指した学校でした。
-
創立者・初代園長
松良善熈先生 -
二代園長
松良みつ先生
西暦 | 元号 | 沿革 |
---|---|---|
1928 | 昭和3年 | 仙台市元柳町(現在の西公園内)に、常盤木学園高等女学校及び専攻科を設立
創立当時の常盤木学園 (ライト式建築) |
1934 | 昭和9年 | 専攻科第2部(裁縫科)を増設 |
1936 | 昭和11年 | 家庭寮花嫁学校を開設 |
1945 | 昭和20年 | 第二次世界大戦により校舎を焼失この後2年数ヶ月間、尚絅女学院、片平丁小学校、東六番丁小学校に転々とした間借り授業を行うという、不自由な学校生活が続きました。 |
1947 | 昭和22年 | 現在地(仙台市青葉区小田原)に校舎を再建ようやく与えられた校地は、前の広瀬河畔とは比べようもない畑地でしたが、生徒たちは大変な喜びの中、勉強に励みました。 |
1948 | 昭和23年 | 学制改革により、常盤木学園中学校・高等学校と改称 |
1957 | 昭和32年 | 円形校舎竣工 |
1961 | 昭和36年 | 高等学校に音楽科を設立 |
1963 | 昭和38年 | 旧プール竣工 |
1974 | 昭和49年 | 新校舎本館竣工 |
1978 | 昭和53年 | 宮城県沖地震(被害相当) |
1986 | 昭和61年 | 松良記念館竣工/新プール移設 中学校を休止 |
1991 | 平成3年 | ニュージーランド、ホーンビィ高校と姉妹校となる |
1997 | 平成9年 | 国際コースを開設 |
2003 | 平成15年 | 6月シュトラウスホール竣工 |
2004 | 平成16年 | 6月東校舎竣工 国際コースの1年次募集を開始 |
2005 | 平成17年 | 音楽科男子受け入れ開始 中学校を廃止 |
2010 | 平成22年 | スーパー両立コース(SBC)の開設 |
2016 | 平成28年 | ビジネスコースの1年次募集を開始 |